宮崎旅行First day~都井岬に響く嘶き！チキン南蛮の誘い編
さて、お待たせしました。これからが本番、都井岬編です。
ト、イ、ミ、サ、キ、都井岬。最初ツイミサキと迷いましたがトイミサキで合ってました。
前情報はT子の「野生の馬がいる」という情報のみ。そして市街地からこの岬に行くには延々と海岸線を走り、山を登り、下り、カーブを乗り越え、対向車とすれ違うのもギリギリなような道をずっと走っていく必要がありました。定員マックス＋2泊3日の荷物を載せた乗用車で。しにそう。ついでに言えば全員茨城人、運転が荒いスピードが速い。ちなみに私は岬からの帰り道を少しだけ運転しましたが、知らない道の運転に対し超ビビりなのでむしろ遅すぎて若干怒られました。めーんご。
そして「え？ まだ？」「そろそろじゃないの？」「というかこの道で合ってるの？ これちゃんと着く？」という不安たっぷりの問答の末、見えてきたのは関門のような料金所。おばあちゃんがひとり、料金についての説明をしてくれました。乗用車は400円、これからの景色を考えると超格安です。そして私たちはさらに山を登っていきます。
そうしたら、登ってほぼほぼすぐのところに平然と佇む馬。
いや正確に言うと、佇んでいるわけではなく食べていました。草を、ただひたすら、黙々と。
しかし「馬じゃん！」「フツーにいるじゃん！！」とはしゃぎすぎて車内から写真を撮るのをすっかり忘れました。
ずっと運転してくれていたYちゃんをそっちのけに馬にはしゃぐ4人。ですが登っても登っても駐車場のようなところがなく……しかし道端に車が何台かあったので、私たちも適当なところで車を止め散策に入りました。しかしこれで正解だった様子。
馬やん！！！！
野生の馬がいるってどんなもんか、と思っていて、野生とはいえ保護のため何かで区切られていたりするのかな～と思っていましたが、そんなことはなかった。
いました。すぐそこに。何食わぬ顔で草を食べている野生の馬が、そこにいました……。
……しかし、この馬……
完全に……
野生を……
失っていやがる……！！
人間が近づいても警戒することなく草を食み続ける馬……。まあ観光地なので、人間にもそら慣れますよね。
集合写真ハイチーズ。
自撮りでもこれくらいは接近して撮れます。人間などいないかのようにふるまう馬。
我らが自撮りのプロK、彼女にかかれば自撮りで5人などたやすいものです。
自撮り棒などない。
そして野生の馬がいる場所なので当然ですが、馬の糞もそこかしこに落ちておりました。ちょっと足場が悪い場所になると糞なのか地面が盛り上がってるのかわからないというチキンレース状態。それにもかかわらず興味のある場所にはずんずん突き進んでく精神年齢小学生軍団。
「いやこれ絶対う○こ踏んでるでしょ……」
「大丈夫！！ 土だよこれ！！！」
「いつかう○こも土になるんだからもうみんな一緒でしょ！！」
「それもう私たちみんなう○こ踏んでるってことじゃ？」
「もうこの土みんなう○こ！！！」
20代女性の会話とは思えない。
馬を堪能した私たちはさらに道なりに進みます。もらったガイドブックには「御崎神社」という神社があるそうで。とりあえず都井岬にある観光スポット的なところあらかた回ろうぜ！ ということで車を走らせました。
少し走ると、早速「御崎神社」と書かれた立て看板。そこに入ると、かなり大きな鳥居を発見！
雰囲気たっぷり！ そして絶景！！
私は四六時中「やべーめっちゃジブリ！ ジブリに出てきそう！」とはしゃいでいましたが、そういっていたのは私だけなので個人の感想ですという感じ。
いやでもやっぱりジブリだと思うんだよね。島版魔女の宅急便って感じ。なんだそれ。
そしてこの階段を下りた先には……
やはり絶景。
この小さな祠が神社なのかしら？ と思っていたら、違いました。
右の写真、崖のど真ん中にあるのが御崎神社なんだそうです。階段らしきものもあるし、もしかしたら登れたのかな……気付けなかったので、次行けたら登ってみたいところです。
そしてこの長い飛行機雲。明日は雨が降りそうですねえ。まあ案の定翌日は大雨でした。
それを見上げる私たちといえば。
柵の切れ目があり、注意書きなどもなかったので思い切って裏の岩場へ！ Yちゃんなんかすでに靴まで脱いでいる。エンジョイ。
だいたいみきゃ氏、この辺りでワンピースで来たことを後悔し始める。まさかこんな岩場まで来ることになると思わなかったんだ……。ま、ワンピースでもガンガン岩場踏んでましたけどね！！
景色はきれいだし、岩場は童心に戻って楽しめるし、景色はきれいだし、なんだかパワーをもらった気がするし、で、写真見てるだけで「いいとこだったー！」という気持ちがわいてきます。
ちなみにここ、ソテツの数少ない自生地だそうです。そのこともあって南国の雰囲気でした。良い場所だった。
そして都井岬観光地Part3、灯台～～～！
まあそんなの登らないはずない私たち。閉館が割と早いんですが（16時半）なんとか間に合ったので、登ってきました。
以下が上からの景色。
綺麗でしょ……。実際の目で見るともっときれいなんですよ、残念なことに私には写真の腕がなく申し訳ない。
宮崎がこんなに海がきれいだなんて思わなかった。茨城の海と全然違うよ～！
そして時間もあまりなかったので都井岬をあとにし、ホテルの方向へ向かうことにしました。
途中「フェニックス」という大きな道の駅があることを知ってたので、本当であればそちらに寄りたかったんですが運転を担当した私がノロノロ運転だったので断念。めーんご。（2回目）
結局目についた道の駅でマンゴーソフトを食べる。
マンゴーも買った。
するとそこで「ジャカランダ自生地」の文字が。
ジャカランダは日本で唯一宮崎にのみ自生する花。
私たちも行きの車の中で「みたいね～」なんて話はしていたんですが、場所もよくわからず、優先順位は低いからいいか、と諦めた場所でした。
まさかこんなところで見られるとは！！？ と看板に沿って走り出したんですが、よくよく看板を見ると「この先3km」。
疲れ果てた体に3kmは無理。結局諦めました。
でもその道の駅でジャカランダの苗木が売っていました。自生は唯一だけど家で育てられないわけじゃなさそうです。そうなのか……。
さて、北に車を走らせ、今度は夕飯探し。
宮崎に来る前、Yちゃんが羽田で言っていたのは、
「宮崎ってチキン南蛮発祥の地なんだって」。
「発祥の地」に弱いYちゃん。本来であれば発祥の「店」に行きたかったのですが、休業日らしく断念。
とりあえずチキン南蛮を探そう！ と北に向かいながらお店を探しました。
そして辿りついたのが、チェーン店のこちら。
むね肉をつかった「チキン南蛮」と、もも肉を使ったチキン南蛮が選べました。
私はベーシックに「むね肉」で。
地味にタルタルソースブームが来ているので、それも相まっておいしかった……。もも肉も食べたかったところです。むねもも両方乗ったメニューもあったんですが、昼食が遅かったせいで夕飯があんまり食べられなかったのが残念。
次来たときは胃袋が万全の状態できたいですね！！
夕食を食べながら明日の相談。
結婚式は午後からなので、午前中はフリー。
なので、「高千穂、行っちゃう？」という話に。
正直私は前日昼寝のみでそのまま夜は寝ずに羽田→宮崎という、もうとっくに20を超えた身体にはしんどい日程で来てたので、午前中はゆっくりしたくて「まじか！？」「いける！？」って連呼してたんですが、今となっては本当にごめんなさいという感じです。
高千穂、楽しかった……。本当に行けてよかったです。朝ゆっくりなんて寝ぼけたこと言ってたことを後悔。まあ寝坊したんですけど。
というわけで次回、高千穂峡の真実！歩み寄る神の足音編に続きます。よろしくね。
ちなみにホテルに帰ってからは、道の駅で買ったマンゴーをどうしようか困ってハサミで切ってトングでえぐって食べました。
良い子はマネしちゃいけないぞ。
宮崎旅行First day～謎を呼ぶモアイ！魅惑のぶり丼編
2016年のGW。友人の結婚式のため、宮崎に行ってきました！
というわけで、そんな宮崎旅行のちょっとしたレポを。自分の記憶整理も兼ねて、お付き合いください。
熊本地震から一か月も経っていないなか、どうかな～とも思いましたが、最初に言うと地震の影響はほぼありませんでした。揺れることもほとんどなく。むしろ2日目に行った高千穂では、様々な値段が安くなっていたり、GWの観光地にもかかわらず混雑がまったくなかったり。もったいない！
ということで2日3日を、思いきり満喫してきました*
茨城から宮崎へ。遠方へ嫁ぐことになった彼女は高校の部活仲間なのですが、同じ部活（コーラス部でした）のメンバーからは16人という大人数が出席することに。はしゃいでおります。
そしてその中で、式前日に休みを取ったメンバー5人で前日入りしました。ほんとは当日入りでも式には間に合ったんですがせっかくの機会だしね！ しかし前日入りして正解でした。この1日目が楽しかった！ 2日目も3日目も楽しかったけど！ つまり毎日楽しかった！
…とはいえ全員同い年なので、みんな揃って社会人歴2～3年目。バタバタした日々の中打ち合わせする暇もなく、旅行計画は当日に至るまでほぼゼロ。当日の朝、羽田についてから各々適当に行きたいところを出し合ってテキトーになんとなくの流れを決めていきました。まあでも、そういうのもイイよね。
結婚する友人に「ソラシドエア」が安いと教えてもらったので、そちらで宮崎へ。
修学旅行へ行く学生のような写真ですな。
そんなわけで、みきゃ氏人生初の九州上陸！
宮崎空港はヤシの木らしき木がたくさん植えてあり、いかにも南国って感じ。沖縄に卒業旅行へ行った時のことを思い出します。
宮崎空港近くでレンタカーを借り、1日目にまず目指したのは都井岬。
「野生の馬がいるんだって。めっちゃ見たい」
という、理系で生物専攻だったT子の発言により行き先が決定。
しかしこの都井岬、宮崎の最南端。そして私たちが泊まるホテルは北部にありました。遠い。けどなんとかなる！ と走り出しました。
レンタカーのお店に置いてあった、無料るるぶを片手に南へ。
都井岬へ行く途中どっか寄る～？ なんて話してたら、助手席にいたYちゃんが
「宮崎にモアイいるらしいよ、モアイ。」
宮崎にモアイとは。なんて言ったら。
ありました。
モアーイ。
モアイでした。
広大な土地に数々のモアイ。を筆頭にした謎のオブジェ群。
そして遊びまくる20代女子たち。
メンバーもメンバーのため、精神年齢がすっかり高校生に戻っています。それ以下かもしれない。
ロバもいたしブランコもありました。
アホなことしかしてない。
そんなアホなことで遊びつくし、サンメッセを後にした私たちは再度南へ。
しかし時はちょうどお昼時。お腹の虫の機嫌が悪くなるころです。
「何食べたい～？」「魚？ 魚？」「それ茨城でもいいやん」なんて言いながらるるぶやネットを駆使しておいしいもの探し。ここまできたら良いものを食べたい。
と言いながら南下を続けていたら、街中で「鰤」の字を見つけることが多くなってきた一同。
「ブリ食べたい！ 今めっちゃブリブーム来てるの！！」
というJの発言によって「あ～ブリいいよね」「ブリさがすか」という流れに。ブリブームってだいぶピンポイントだな。そしてブリがゲシュタルト崩壊しそう。もう次から漢字にしよう。
しかしそんなことを言っている間に、時間は14時過ぎに。ランチタイムがそろそろ終わってしまう頃です。慌てて調べてお店の予約を取り、鰤丼のお店に。
調べてる間にわかったんですが、私たちが鰤を求めて向かった串間市のご当地グルメに「ぶりプリ丼」というものがあるそうです。紹介のページはこちら。
このページによると、ぶりプリ丼の定義に
1.串間市で水揚げされた活〆ぶりを使用する。
2.ぶりの量は100g以上。
3.価格は一律1000円（税込）
4.サラダに使う野菜は5種類以上。
5.おいしいブリのアラ汁をつける。
とのことで。かなり細かいですよね～。
と、いうわけで、私たちはその「ぶりプリ丼」を食べに向かったんですが、これがすごかったんです。
お、おいしそーーーーーー！！！！
おなかをすかせた女子5人組、嬉しい悲鳴。文字も太くなります。
上に見えるのがつやつやと輝く鰤の刺身、その下に見えるのが味のしみ込んだ漬けブリ。
さらに写真じゃ見えませんが、ご飯の下にはブリの生春巻きが入っておりました。
さらにさらに、定義にもあったブリのアラ汁。
これが最高＆最高……アラ汁だけで3杯は行けると思いました。思い出しただけでもう一回食べに行きたい……。
たった1000円でこんな盛りだくさんなものを味わっちゃっていいんでしょうか。
真顔でそんなことを考えたくなるような案件ですが、当時は幸せすぎて始終笑顔でした。
本当にもう一回食べに行きたいし、いろんな人に食べてほしい。ぶりプリ丼。
食べたお店はこちら。
今回の目的地に到着する前に、だいぶ詰め込んでしまいました。
後半、都井岬に隠されたジブリ編はまた次に。
